建設DXとは?国土交通省のDX推進本部の設置における概要
2024年05月15日 建設DX
建設業界などのインフラ分野において、DX(デジタルトランスフォーメーション)が促進されています。
今回は、建設DXの概要と国土交通省のDX推進本部設置における概要について解説します。
建設DXとは?
DXはデジタル変革を意味し、業務におけるプロセス管理やビジネスモデルの創出において、AIやloT、ARなどのデジタル技術を活用する取り組みのことです。
インフラ分野でもDXが推進されており、データとデジタル技術を活用して資本やサービスを変革するだけでなく、働き方改革によるインフラへの国民理解と豊かな生活を目指しています。
建設業においてもDXの注目度は高く、デジタル技術を取り入れて活用し、プロセスの変革や生産性向上を目指す取り組みが広まっています。仕事のやり方を変えることにより、業界が抱える人手不足の解消や業務効率化の実現を目指します。
具体的には、ロボットやAIを活用した施工の自動化により、人の負担を減らして安全に作業を進めることが可能です。また、デジタル技術を活用することで、現場経験が浅くても活躍できる環境を整え、技能の効率的な継承に繋がります。
国土交通省がインフラ分野のDX推進本部を設置
国土交通省は、社会の経済状況の変化によってインフラ分野のDXを推進しており、インフラへの国民理解と安心・安全で豊かな生活を目指して取り組んでいます。
インフラ分野においての重要性が高まる一方で、将来的な人手不足が懸念されています。そこで、国土交通省は平成28年より、ICT技術を活用した建設現場における生産性向上を目指してきました。
また、新型コロナウイルスなどの感染症拡大により、インフラ分野においても働き方改革が必要とされています。
このような背景から、インフラ分野でもデジタル技術を取り入れ、国民のニーズを満たす社会やサービスの実現を目指した取り組みが行われるようになりました。
それと共に、業務や組織、施工プロセスなどの働き方を変革し、インフラへの国民理解や豊かな生活を実現するために、取り組みを推進するインフラ分野のDX推進本部が設置されました。
建設業界において、デジタル技術の活用は人手不足の解消や安全な現場環境の整備に繋がり、生産工程を効率化できる場面が増えていくでしょう。また、DXはあらゆる業界で注目されており、業務効率化に向けて今後も推進が広まっていくことが予想されます。