デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?建設業や国土交通省との関わり
2024年04月22日 建設DX
インフラ分野で推進が進むデジタルトランスフォーメーション(DX)ですが、実際の取り組み内容について詳しく知らない場合も多いのではないでしょうか。
今回は、国土交通省のDXへの取り組みや、建設業における重要性についてまとめました。
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、AIやloT、ARなどのデジタル技術を活用し、業務効率化や新たなビジネスモデルの創出を目指すことをいいます。
DXはこれまでさまざまな業種で導入されてきましたが、インフラ分野においても導入が促進されています。業務におけるプロセスや組織、働き方などを変革し、安心・安全な生活を目指す上でDXが欠かせません。
国土交通省のDXへの取り組み
国土交通省はインフラ分野へDXの推進を行っており、主に次の3つの体制で取り組んでいます。
- データ利活用施策の推進
- BIM/CIM推進の実施方針の策定
- オープンイノベーションの司令塔機能
参照:インフラ分野のDXの推進
新型コロナウイルス感染症対策の取り組みにより、非接触・リモート型の働き方が話題になりました。それにより、5Gなどの基幹テクノロジーを用いたインフラDXを特に推進しています。
また、小規模な物を除く公共事業については、2023年までにBIM/CIMを活用する方向性です。BIM/CIMとは、計画や調査、設計からその後の施工、維持管理まで3次元モデルを連携させることにより、事業関係者間の情報共有や生産・管理システムの効率化を目指す取り組みを指します。
DX推進に向けて現場や研究所と連携し、環境や実験フィールドの整備によって、3次元データを活用していくとのことです。
建設業界におけるDXの重要性
建設業界においても、DXが推進されています。ICTやデータの活用は省人化・省力化に繋がるため、感染症対策の観点からも建設DXにおける環境整備が必要です。
これにより、各関係者間のコミュニケーション強化を目指し、ICT企業のノウハウを活用して中小企業や中堅建設企業に普及させる動きが広まっています。主に取り組まれているのは、施工管理のモデル事業やシステムに蓄積されたデータの活用の促進などです。
また、モーションセンサーなどを活用した人材育成により、効率的に優秀な人材を育てる取り組みも行われています。