人工芝はパイルの長さで用途が違う
2022年05月27日 人工芝
人工芝はパイルの長さ等の条件で用途が異なります。個人の住居では扱いが容易なショートパイル人工芝が、スポーツ施設ではより高額なロングパイル人工芝が多く用いられます。人工芝の種類を概説した上で、ロングパイル人工芝について詳しく解説していきます。
人工芝の種類
天然芝よりメンテナンスしやすく、あらゆる天候に対応できる人工芝には、さまざまな種類があります。パイルの長さで分類すると、ショートパイル人工芝とロングパイル人工芝があります。ショートパイル人工芝はメンテナンスしやすく持ち運び可能といったメリットがあります。ロングパイル人工芝は隙間に充填材が注入されているのが一般的で、クッション性が高いためケガ防止を期待できます。
この他に、充填物を用いない、カーペット状のノンフィルタイプがあります。また、充填物が砂や珪砂のみのタイプは砂入り人工芝と呼ばれます。
種類豊富な人工芝は、用途がそれぞれ違います。テニスコートでは砂入り人工芝を、ゴルフ場や個人住居の庭ではショートパイル人工芝を用いるのが一般的です。
様々なスポーツに高い適性を発揮するのがロングパイル人工芝です。野球、サッカー、フットサル、ラグビー、アメフト、陸上競技の投てき場、ホッケーなどで利用されています。
ロングパイル人工芝の特徴
踏んだ感触が柔らかく、天然芝に近いといわれるロングパイル人工芝にはデメリットもあります。ショートパイル人工芝が地面に防草シートを敷いた上に設置できるのに対し、ロングパイル人工芝はアスファルト舗装などを行ってから設置します。そのため、工期が長く、費用が高くなるのです。
アスファルト舗装の前に、測量を綿密に行わなければなりません。舗装して人工芝を敷いたら芝どうしをジョイントさせ、芝の隅を固定して接着剤を塗った後、転圧します。充填材をパイルの根元まで注入し、全体を確認したら工事完了です。
充填材の費用や施工費用が高くかかる上に、本体の値段もショートパイル人工芝より高いのがロングパイル人工芝です。
とはいえ、ロングパイル人工芝の性能の高さやプレー感覚の良さについては、国際的なスポーツ団体も認可するところです。大切なのは、用途や目的に合った人工芝を選択することです。「庭やベランダでDIYし気軽に利用できるショートパイル人工芝」・「プロに依頼して施工するロングパイル人工芝」と区別しておいて間違いないでしょう。
快適にプレーできる人工芝
セリタ建設が開発したSERITURFは性能において一般的な製品より優位なロングパイル人工芝です。パイルは天然芝の外観と触感に近似し、100%天然素材の充填材は飛び散りにくい特性があります。さらに、高品質の国産珪砂を充填材と幾層にも重ね、しなやかさを生みだしました。美観と、天然芝の上でプレーする感覚を実現させた人工芝を、ぜひご利用ください。