建設業における技術提案の進め方とは?6つのステップで解説します
2024年04月01日 総合評価
建設業で依頼を受注するために欠かせない技術提案ですが、どのような進め方が効率的なのか、高い評価点を得られるのか、疑問を感じている方も多いでしょう。
今回は、技術提案の進め方についてまとめました。
技術提案の進め方は6ステップでOK
技術提案は、次の6ステップで進めましょう。
- 情報収集
- 情報整理
- 情報分析
- 発注書を使った提案
- 報告書作成・フォロー
- 提案書の評価
それぞれの手順について、簡単に解説します。
ステップ1:情報収集を行う
まずは、対象となる建設プロジェクトに関する重要な情報を収集する必要があります。この情報には、コスト、必要な技術、品質基準、顧客ニーズ、競合他社の情報などが含まれます。
情報を可能な限り網羅的に収集することで、後のステップで問題点を明確に理解し、競合他社との差別化戦略を立てる上で役立つでしょう。
ステップ2:情報を整理する
続いて、情報整理の目標を設定した上で、それぞれの要素を関連付けながら情報を整理しましょう。
事前に徹底した情報収集をしておくと、解決すべき課題を明確に把握できるため、的確な提案書の作成に繋がります。
ステップ3:情報を分析する
建設業界のプロジェクトは幅広い範囲へのカバーが必要であるため、優先順位を決定するためには情報の分析が不可欠です。
最初に収集した情報をさらに分析することで、各機能の目標コストを明確に設定する作業を効率化できるでしょう。
ステップ4:発注書を使い提案する
ここまでのステップで収集・整理・分析した情報を基に、発注書を使った提案に入ります。
建設業界では提案書のフォーマットが定められているため、主催者が提示しているフォーマットに沿って作成しましょう。
ステップ5:報告書の作成とフォローを行う
提案書を提出したらそれで終わりではなく、プロジェクトの結果が出るまで、報告書の作成とフォローアップをしていく必要があります。
報告書に記載すべき事項は、次の通りです。
- コスト削減の実績
- 作業スケジュール
- 提案した機能の効果と評価
- 目標の達成状況・進捗
これらの要素について、グラフなどを用いてまとめましょう。さらに必要な書類があれば追加することも大切です。
ステップ6:提案書を評価する
すべての作業が完了したら、次回以降の提案につなげるために、提案書の評価を行います。作成した提案書を社内や関係者と共有し、問題点や改善点を明確化した上で、次回のプロジェクトに活かすための教訓を得ましょう。
技術提案は、以上の6ステップで行うのが基本です。準備の段階から徹底的に取り組み、具体性のある提案を実現させましょう。