総合評価の提案に使えるネタが知りたい!テーマ例と評価点の高い書き方を紹介

2023年12月14日 総合評価

総合評価加点方式で技術提案を行う際、そもそものテーマ選びに困ってしまう、どのようなネタで書けば良いか分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、技術提案で参考にしたいネタ例や評価されやすい技術提案の書き方についてまとめました。

 

使えるネタ

総合評価のネタに困ったら参考にしたい指定テーマ例7選

ここでは、近畿ブロック発注者協議会が平成23年7月に発表した「総合評価落札方式における 技術提案・指定テーマ事例集」から、技術提案の指定テーマ例を紹介します。

今回は、品質確保・安全対策・環境対策・施工方法の項目に分けて、いくつかの例をまとめました。

 

項目

指定テーマ

品質確保

橋台コンクリートのひび割れ抑制に関する品質向上のための材料および施工の工夫

長距離推進工における抵抗力の低減についての提案

安全対策

現道交通の安全対策について配慮すべき事項

現地の条件を踏まえた安全対策について配慮すべき事項

環境対策

現地条件を考慮した施工上配慮すべき事項

周辺の影響(地盤変位)抑制に配慮した監視体制

施工方法

中層混合処理工法における地盤改良の品質確保に関する提案

引用:総合評価落札方式における 技術提案・指定テーマ事例集(案)

 

評価される技術提案の書き方とは?

技術提案の評価点を高めるためには、次の2つのポイントを意識して提案書を作成しましょう。

  • 相手の視点で考える
  • 分かりやすい文章を書く

それぞれについて解説します。

相手の視点で考える

技術提案書を書く上で重要なポイントの一つに、相手の視点で提案を考えることが挙げられます。

クライアントや審査委員会は、提案が自分たちのニーズや期待にどれだけ合致しているかを評価します。したがって、提案書の内容は相手の立場に立ち、クライアント側が求める解決策や利益を明確に示す必要があります。

提案内容は、相手にとって魅力的で実現可能であることを示すことがポイントであり、評価される技術提案書を書く上で欠かせません。

分かりやすい文章を書く

さらに、分かりやすい文章を書くことも、技術提案書を評価されるために不可欠です。

提案書は技術的な詳細を含むことが一般的ですが、その情報を分かりやすく伝えることが大切です。

読み手が技術専門家でない場合でも理解できるように、専門用語を適切に説明し、複雑な概念を具体的な例や図表を用いて説明しましょう。分かりやすい文章は、提案内容を効果的に伝え、評価される技術提案書を作成するための基本ともいえます。