S-RCクレーグラウンド工法

樹皮と土のリサイクルグラウンド

従来のグラウンド

S-RCチップが数々の性能を発揮

使用例

埃が立たたず雨のあとすぐ使える

育ち盛りの子どもが元気いっぱい遊べる

高齢者の足腰にやさしい運動場

抗菌性で遊べる公園

土の流れがすくなくなります

屋上緑化でヒートアイランドを防止

導入のメリット

S-RCクレーグラウンドが持つクッション性や抗菌性はグラウンドを使用するすべての人に安心を与えてくれます。
また、透水性や保湿性および非流性は維持管理の負担を軽減します。

自社特許のマッドミキサー撹拌で効率化アップ

真砂土舗装
  • 花崗岩の風化でできた真砂土を10cm〜15cmで表層施工
  • 施工が簡単で工事費が安いが透水性・保湿性などに難あり

排水性・雑草性はあるが硬さで体への負担が懸念される

真砂土舗装の総合評価
S-RCクレーグラウンド工法
  • スギ・ヒノキの樹皮をリサイクル、土に混合し10cm〜15cmで表層施工
  • 防草性・抗菌性・排水性などがあり、クッション性も高くスポーツ環境に最適

施工費・管理費軽減、体への負担が小さくグラウンド稼働率が上がる

S-RCクレーグラウンド工法の総合評価

S-RC混合土ができるまで

S-RC混合土ができるまで

カーボンオフセットを作った、新たなビジネスモデル。

Q&A

S-RC工法における透水性・保水性の向上について、その相反する特性について教えて下さい。
土壌中の間隙を増加させることにより透水性の向上をはかり、樹皮繊維間の毛管凝集により保水性を向上させます。樹皮による細長い繊維質の材料を用いることにより、土壌中の間隙量を増加させます。これが透水性の向上につながります。通常の火山灰質粘性土の透水係数と比較して10-1cm/secオーダーで明瞭にその差がでます。また、保水性については、繊維間の毛管水の凝集により保水性が向上します。
S-RC工法による雑草が生えにくい理由を教えて下さい。
樹皮には、植物の成長を阻害する成分が含まれ、これが雑草の発生を抑制します。樹皮には、植物の阻害する成分であるタンニン、リグニン、フェノール物質がふくまれます。これら材料成分の目安としてはC/N比で示され、クレー用は高く、ターフ用は低く設定されます。
S-RC工法は土の飛散防止に効果があるのでしょうか。
土壌粒子の保持力強化により飛散防止の効果を発揮します。S-RC工法が作り出す繊維質構造は、あたかも布目の縦糸と横糸のように組合わされ土壌粒子の保持力を強化します。これが土の飛散防止に効果を与える要因となります。(保水性が良いことも一つの因子となります。)
S-RC工法では維持管理費が軽減できるのでしょうか。
維持管理費の軽減が期待できます。
長期にわたる不朽性の効果により、10年程度堆肥化せずに樹皮繊維として機能します。実際のグラウンドにおいてはどの工法を用いても、人による踏圧,降雨による圧密沈下という繰返し現象により土壌表層に目詰まりなどの経年劣化を生じます。これらについても、補修が容易であるため維持管理の低減が図れます。
S-RC工法では暗渠排水が必要ないのでしょうか。
基本的に不要です。
暗渠排水は、グラウンドに浸透した余剰水を排水するために設置されます。火山灰質粘性土を用いた場合でも、早い段階で透水係数が10-5~10-7cm/sec程度まで低下します。こうなると不透水状態となり暗渠排水は意味をなしません。S-RC工法では、透水性が良好であるため、使用する土壌特性や表層厚により暗渠排水の必要有無を決定します。しかし、路盤面を表面排水勾配と同様に施工することにより浸透水の排水を促しますので、基本的には不要です。なお、路床に地下水などの湧水がある場合は必ず暗渠排水が必要です。

佐賀県

平成21年度 トライアル発注 認定工法(佐賀県)